悲しい伝説を伝える珍しいお祭り!西淀川区の一夜官女祭りとは?
大阪市西淀川区にある野里本通商店街の東に、大きな鳥居がシンボルの野里住吉神社があります。
野里住吉神は歴史ある神社で、毎年2月にはその地域に伝わる人身御供の伝承を伝える一夜官女祭が開催されます。
今回は十三、塚本、神崎川周辺にお住まいをご検討中の方に向けて、西淀川区の野里住吉神社の一夜官女祭とはどんなお祭りなのかをご紹介します。
西淀川区の野里住吉神社で行われる一夜官女祭とはどんなお祭り?
西淀川区にある野里住吉神社は1382年に創建された古い歴史のある神社です。
野里住吉神社では毎年2月20日に一夜官女祭というお祭りが行われます。
一夜官女祭とは、この地域に伝わる人身御供の伝説を神事として伝えるお祭りで大阪府の指定文化財にもなっています。
全国的にも珍しいお祭りで、お祭りの日は選ばれた7人の少女(官女)が当時の人身御供のしきたりと同じく別れの儀式や神事などを行います。
西淀川区の野里住吉神社で行われる一夜官女祭の歴史
一夜官女祭にはこの地域の風水害の歴史が背景にあります。
かつてこの地域は中津川(現在の西淀川)の洪水によって甚大な被害がもたらされ、生贄を捧げていたという悲しい伝承を伝えるお祭りなのです。
そして人身御供のしきたりに怒りを覚えた一人の武士が身代わりとなり、村を救ったことがこのお祭りの由来となっています。
始まりの時期は定かにはなっていませんが、元禄15年(1702年)にはすでにお祭りが行われた記録が発見されており、300年以上の歴史があります。
野里住吉神社の一夜官女祭は古からの自然への畏怖を現代に伝え、地域の歴史を知ることのできるお祭りです。
西淀川区の一夜官女祭が行われる野里住吉神社とは?
最後に一夜官女祭が執り行われる野里住吉神社についてご紹介します。
野里住吉神社は足利義満が創建したと伝えられる歴史ある神社です。
「野里住吉さん」の通称で親しまれており、西淀川区野里に位置しています。
一夜官女のお祭りでも知られているこの神社ですが、地元の方からはパワースポットとしても親しまれています。
広々とした境内には自然が多く残されており、ゆっくりと参拝することができます。
西淀川区の野里住吉神社の概要を以下にご紹介します。
●所在地:大阪府大阪市西淀川区野里1-15-12
●アクセス方法:JR神戸線・宝塚線「塚本」駅より徒歩約10分
●駐車場:なし
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まとめ
今回は十三、塚本、神崎川周辺にお住まいをご検討中の方に向けて、西淀川区の野里住吉神社の一夜官女祭とはどんなお祭りなのかをご紹介しました。
一夜官女祭は悲しい歴史や自然への畏怖を現代に伝える全国的にも珍しいお祭りです。
西淀川区周辺は深い歴史のある魅力的なエリアですので、是非お住まいの選択肢に入れてみてください。
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